MOUNTAIN PATH
WHAT’S UP?
スコータイ ⇒ ミニバス [2時間] ⇒ メーソート
———————————————————————————–
メーソートまでは、ミニバスで移動する。
ドライバーは役所広司似のオヤジだ。

役所さん似のおやじ

ミニバス
荷物は屋根に取り付ける。
頼むから雨だけは降らないでほしい。
と思ったら、バックパックの隣りに魚の入った袋をセッティング。
・・・ま、こんなもんだよな~。
魚の臭いつきバックパックとして生まれ変わるのです。

魚と一緒
ここから先は、上り下りの山道。
なのに、ドライバーは飛ばす飛ばす!
曲がりでもなんでも時速120キロ。
胃袋が左右に揺れる。。。
そして、1時間後・・・キッズが吐いてしまったのよね。
さらぁ~に、勢いで
下からもウンコ出してしまったのです。
エアコンバスの車内にミックスな香りが大充満!
みんなタオルやらカバンやらで鼻を押さえる。
うん、仕方がないよ。本当に。
運転荒すぎだからさ。
うん、・・・うっ!
う、ぅっ・・・
・・・なぜだ!
・・なぜ誰も窓を開けない!
そんなにクーラーが大事か!えっ~、えぇ~
どうにかしないとみんな道連れになりそうだ!
キッズもよく頑張った。
大人たちでさえ、もうダメそうだ。
さらにこのスメル・・・
役所広司はスピードをゆるめない・・・
地獄絵図はもう真近!
ボクも自分のやつを何度か飲み込んだ。
しかし、ボクの横隔膜は
ボクの隣りで必死にカバンで鼻を押さえているAD堀君似のタイ人の表情に大反応!
ボクは笑いを必死にこらえた。
ほほは釣りあがり、眉毛はへの字(人間はきびしい状況下でへの字になるんだね~)、
黒目は上を通り越して白目になりながら、のどをゴクゴクやっている!
確かにゴクゴクのどごしを楽しんでいる。
確かにのんでる・・・ね。
(ヌッ、プッ、ププヒャーッッ!おもしろすぎる顔だよ。耐えらんないよっ!)
ダメだ、不謹慎だ!
笑っちゃダメだ!
頑張って・・・くれ・・・堀くん・・・
みんな・・・
ボク・・・
ボクの食道・・・
お願い・・・だ・・・ょ
キッズをのぞき、13人のクルーは無事生還。
つーんとした車内から一斉に飛び出し、
新鮮な空気を分かち合った。
田舎の空気はうまいね。
みんなの心がひとつに!
役所広司許すまじ。
さあ、宿探し、宿探し。
メーソートは小さな街だ。安宿も限られている。
目当てであったカメハウスは潰れ、他の下世話なゲストハウスに生まれ変わっていたが、
部屋も人柄もイマイチ。次の宿探しに出る。
そこから、100mのところにグリーンゲストハウスという安宿を発見。

グリーンゲストハウス
レセプションにはタイ人とは少し違う顔の少女がいた。
ビルマ人のようだ。
顔にはTANAKAという樹液?からなる化粧粉をつけている。
ニコニコしている彼女も、
カメラを向るとスマイルちょうだいの言葉にはのってくれない。

たぶんビルマの女の子
これも文化なのか?
翌朝から橋を渡りミャンマー入りだ!
ふふ~ん
おっ、フランソワーズ?シュルルプレ?
この街はどお?
えっ、ボクたちはビザ更新に来たんだ。
ん?なっ、なっ、何!
え!?どういうこと?
text by kzm