MET GAYS
WHAT’S UP?
思い出 ⇒ バターボール ⇒ ゲイ集団 ⇒ タンブラム ⇒ 遅延
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マハーバリプラムの思い出は、世界遺産ではない。
岩の公園にあったバターボールと呼ばれる岩の固まりだ。
象が引いても動かなかったと言われている岩が
一点でバランスをとっている。
そしてウンコだ。
マハーバリプラムの世界遺産は・・・
今のところ『残念な世界遺産』No.1である。

お金を出すほどのものとは思えない
夕方6時、ローカルバスに乗り、タンブラムという長距離バス乗り場まで移動。
バスの中でインドでは珍しいゲイの集団と出会い、
お嫁ちゃんが仲良く談笑。
2時間のバス移動も楽しく過ごせた。
本当に珍しいようで、乗客みんながゲイの言動に耳をかたむけている。

インドでは希少なゲイたち
タンブラムに着くとバス停を探す・・・バス停ではない・・・道の端のようだ。
そこには明かりもなく、ただ人がたむろしているのみ。
そこに次々とバスが寄り、自分のバスに乗客が乗り込んで行く。

バス乗り場まで歩く・・・

この暗闇がバス乗り場・・・ただの路肩
乗車予定時刻夜9時。
ボクらのバスはまだ来ない。
まあ、インドだからね~
⇒9時半
まだ来ない。
⇒10時
来ない・・・もう行っちゃってないか?通りすぎたんじゃないか?
⇒10時半
いつあきらめるか・・・止まるバス全て聞いてるけど・・・
違うと言われ続けてこの時間。
⇒11時
『お前ずっと待ってるなぁ、チケット見せてみな』
1人のインドオヤジがチケットをのぞきこんできた。(チケット取られたらお終いだ!)
『ドライバーに電話してみたか?ん?してない?電話は持ってないのか?
じゃあ、代わりにしてやるよ。ドライバーの電話番号は?えっ?知らない?
誰か~こいつと同じバスに乗るやついるか?電話してみたか?
じゃあ、オレがするよ。おい、オバちゃん今使ってる携帯電話かして』
『…あと30分で着くってよ』
いいインド人じゃないか!ありがとう、野宿は免れた。
⇒11時半
まだ来ない。
インド人の時間はあてにするのは金輪際やめよう。
⇒12時
『ゴメンね~ん、んじゃ乗っちゃってね~♪』
・・・これもインド・・・ね。
ふぅ~
text by kzm