CRAZY SYSTEM

CRAZY SYSTEM

WHAT’S UP?
ボーパール着 ⇒ 安宿探し ⇒ リタイアリングルーム ⇒ 愚痴
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途中の駅で時間を気にせず適当に過ごせる余裕ができた

腹ごしらえも

列車からの夕日は格別

 

列車に乗り28時間。

中央インドに位置するボーパールに付いたのは

夜12時をまわったところだった。

 

夜中の宿探しをしないようにできるだけルートを組むのだが、

チケット手配の問題上仕方がない。

暗闇の街の中にHOTELの文字を見つけると、

そこに向けてひたすら歩くといった感じだ。

 

この街は夜中までフラフラしている目つきの悪い奴らが多い。

宗教上、インドは店で酒を出すことがまれだ。

そんな中、彼らはチャーイをやりながらフラフラしている。

いったい何が楽しいのか・・・あっ、今はお祭り(ダサイン)だっけ?

でも、まあ目つきが悪い。

その間を縫うようにボクらはホテルを目指した。

 

まあ~高いこと高いこと。

レセプションには値段につり合わないチンピラ インド人が

汚いチープな部屋をマルが1つ多い値段をふっかけてくる。

この街も長くはいられない。

 

まずは明かりのある駅に戻り作戦を練り直す。

ジャンクションのある駅には、

リタイアリングルームなる場所がある。

構内ホテルといったところか。

この旅でも時折使う便利な宿舎だ。

ただ値段が安いので空いていないことも多い。

 

レセプションに顔を出すと1部屋空いているという。

値段は一泊Rs200!非常に安心価格。

部屋は大変広く、ホットシャワーまでついている。

まあ見た目はキレイには見えないが、

インドに慣れてしまうとここは高級ホテルのポジションに値する。

ここに泊まることに決めた。

 

 

インドは仕事を細かく分業するのが文化なのか習慣なのか、

自分の仕事以外は一切やらない。

そしてサービス精神もゼロに近い。

 

例えば、店にご飯を食べに行った場合、

席に案内する人がいてその人が注文をとる。

出入口には会計係(大抵が店のボス)がいて、

メニューをくれと言っても「まあ待て」と決して動かない。

オープンキッチンで美味そうなタンドリーチキンを釜で焼いているのを見て

作っている人に「美味そうだね、1つちょうだい」と言っても

注文係には伝わっていない。

 

安宿の場合だが、ホテルも同じ。

レセプションはニコリともしない。

そして、たいがいふんぞり返っている。

Rs250の宿賃を払うのにRs500札を出すと、必ず「細かいので払え」という。

どうしてもないと言うと重い腰をあげ、自分の財布の細かいお金を取り出す。

めんどくさい・・・ただそれだけの理由だ。

インドの店ならたいがい細かいお金を請求される。

みんながみんな細かいお金がないなら、その金は一体どこに集まってるというのだ。

 

チャーイは一杯Rs5が基本。

1杯頼み、Rs10札で支払うとこうだ・・・

相手に釣りがない場合はチャーイを勝手にもう1杯手渡されお終い。

というか、釣りを出すのが面倒なのか、現金がほしいからだろうに。

こっちの都合はおかまいなし。

 

 

そしてこの駅もバカなシステムがあった。

リタイアリングルームの『レセプション』で部屋の有無を確認した後、

部屋の『予約係』の所へ行けと言う。

予約係に予約を頼むと金を『チケットカウンター』で支払って来いという。

その後また戻って来いと。

 

チケットカウンターは当日の自由席チケットを購入するやからであふれている。

そしてインド人は中国人並みに割り込みが激しい。

やっかいなのは「Rs20やるから友達のフリをしてくれ」とコソコソ言いながら入ってくる輩だ。

それを防ぐ為に並んでいる人たちは体を密着させて隙間をつくらない。

ボクのおケツにインド人の股間がガッツリ当たっている、

そんな感じだ。

 

横入りにはヤジを飛ばし、後ろに並んでいるやつらは前まできて

ヤジを飛ばしながら少しできた隙間にすすっと入り込む。

チケットカウンター前で一悶着あれば、

しめたとばかりやって来てヤジを飛ばし、

その間に右手に握りしめた予約表と金をカウンターにぶち込む。

チケットさえ発券されればこっちのもんだというわけだ。

大概失敗に終わりまた最後尾に並ぶ羽目になるのだが。

 

チケットカウンター係も気まぐれで

めんどくさくなると突然カウンターを閉める。

ボクも毎回駅では自分のカウンターを死守している。

入ってくるインド人には容赦なく手で掴み追い払い、

目つきの悪いインド人にはメンチをきる。

渋谷ののんべえ横丁で出会う人たちの方がよほど恐い。

 

まあ、ようやくゲットしたチケットを手に

宿の予約係の元に戻りサインをもらいレセプションへ向かう。

そしてようやく重い荷物を置けるのである。

所用時間『1時間半』。。。

広い構内を歩き、階段の上り下り・・・これがインドだ。

 

昔の日本もそうだったかもしれない。

インドは発展途中かもしれない。

だが、ボクらはインドが、とっても嫌いだ。

その根本が嫌いだ。

 

text by kzm

2件の返信

  1. t茶 より:

    インドに移動してからタフなカキコばかりすっね!
    こっちは読んでて楽しいっすけど
    帰ってきたらタフな夫婦になってますね
    そのタフさを東浪見の海に流しチャイナ!

    • chiliboy より:

      もう愚痴しかでてこないのですよ

      理不尽な国インド

      オープンマインドの域をこえていますね、はい

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