THE OPERA
WHAT’S UP?
オペラ座 ⇒ スーパーマーケット ⇒ クローク ⇒ 立ち見
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ウィーンの楽しみのひとつにオペラがある。
ハンガリー ブダペストで500円オペラを見られなかったので
せっかくならもっと有名な場所で見てやろうと!
なら、『ウィーンのオペラ座』だと!
でも、正装は・・・ない。
靴はスニーカー、ズボンはカーゴ。
強いて言えばお金もあまりかけられない・・・
でも、ここウィーンのオペラ座にもこんなボクらを受け入れてくれる
ハッピーチケットが存在する。
当日券の立ち見なのだが
オペラ座の左脇に夕方から並び
後は、入場を待つというもの。
値段は1人あたり3.5~4ユーロ。
これといって入場規制はないが
ショートパンツの女性だけは入場を許可されていなかった。
立ち見エリアは何ヶ所かあるが
その中でも舞台正面をキープしたい。
少しでも臨場感を味わいたい。

床にべた座りで時間を待ちます。あまり素敵な待ち方じゃないけどしょーがない

チケットゲットですよ

オペラ座内部へ

立ち見の人は待っている間絨毯にも立てないのです
立見席に通されると
いっせいに場所取りがはじまる。
自分の前の手すり(2段目)にマフラーやら紐やらリボンやらで
自分のエリア表示をする。
これをしたら上映時間まで外にいても
この場所はキープされるってわけだ。
もちろんボクらも好ポジションをキープ。

場所取りだー

立ち見でもボクたちは舞台正面

舞台わきの個室じゃ、まったく見えないだろうなー

上の方も微妙だ。正面のエリアじゃないとつまらないんじゃないかな~
その後、翌日に備えて
スーパーマーケットで野菜やら肉やらを
たんまり購入。
公演30分前にオペラ座へもどり
クロークで上着とスーパーの買い物袋を預ける。
スーパーの買い物袋を預ける。
オペラ座のクロークに
スーパーマーケットのビニールの野菜の飛び出た買い物袋を
預ける。。。
クロークの眉間にしわ。
「こんなことは初めてで
私はこれをどうしらたいいのかわからない。
ここはみなさんを見ればおわかりになると思いますが
コートや帽子、ハットをおあずけになる場所です」
と。
「えっ・・・でも、もうすぐはじまちゃうし!チケット持ってるし!!」
いや、わかってたよ。
ブランド物の紙袋だったら喜んであずかってくれたと思うよ。
雰囲気読めよ!だと思うよ。
でもね、明日の食材がボクらには大切なのだよ。
これが終わってからだと
スーパー閉まっちゃうんだよ。
結局、クロークがおれてくれて
きれいさっぱり立ち見エリアに再登場。
立ち見でも手すりに英語&独語の字幕表示があり
これを見ながらなら、なんとなくでも理解できるのかな~と。
で、公演がスタート!
途中、休憩をはさみ3部作。
足も疲れてきたことだし
ちょっと眠ったことだし
2部作で満喫。
「オペラを観たぜ!!!」が精一杯の感想だ。

充実の夜でした
もちろんオモシロかったし、
特にぶっ通しの演奏が素晴らしかったんだけど
たまにアクビをしていたチェロに驚いたけれど
やはり、内容が理解できない・・・
字幕を追っていると舞台が見れないし
舞台を見ていると内容がわからないし・・・
なんとなくわかるけど、なんとなくしかわからない。
もし次の機会があるならば
見たい演目を事前にリサーチして
内容、ストーリーを理解してから見てみたいな。
(予習なんてやらないたちだけどな~)
その時はやはり正装でバッチリ決めて
クロークではコートを預け
ラウンジで一杯やりながら幕間を楽しめる
そんな余裕がほしいな。
それより先に
日本の歌舞伎に足を運ぶべきかな。
text by kzm
2件の返信
お疲れ様でした。
入る苦労が伝わってきますよ。
ドイツ語も英語も
分からないので
ストーリーを読み
音楽を聴いて
オペラハウスに向かいます。
わたし達は旅行会社のツアーではなく
オーストリアで
7年間ピアノ修行した
若者(けいこさんのピアノの先生のご子息夫婦)に
案内してもらいます。
タン タン タッタッターン タッタッ
と「アイーダ」の分かり易いメロディーを
覚えているところです。
おおおおお!
うらやましいです。
素晴らしいガイドさんじゃないですか。
楽しい旅行になりそうですね。
けいこさんも音楽お好きなんですね。
ウィーンはいいところですよ。
もちろんザルツブルグも。
街中モーツァルトですから。
やはり旅行は『予定』をたてる行為が
とてもおもしろいと思います。
ウィーンまであと数カ月ですね。
ワクワクしながら行動予定に華をそえてください。
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