THIS IS GERMANY STYLE

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WHAT’S UP?
『FRIEDRICHSBAD』 ⇒ こ・ん・よ・く
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[2011.01.19~2011.01.22 ドイツ バーデンバーデン]

 

これが混浴温泉施設の外観

 

まず、館内入口で受付をする。

外観からは想像ができないくらいハイテクノロジーな受付である。

 

実は、ここバーデンバーデンの後の移動先は

フランスはパリと決めていた。

京都のゲストハウスを営むご主人から友達を紹介してもらったのだ。

彼は、パリに住み日本企業で働いている。

 

 

一度も顔をあわせたこともないお方。 

・・・キレイになって行かねば追い返されてしまうかもしれない。

 

 

入浴のコースにソープマッサージなる垢すりがあったので

これはお願いするしかない!

はぁ~、トルコのブルサのハマムを思い出す。

あれは最高だったなぁ~、今回も期待大だな~。

 

受付を済ませ、脱衣所へむかう。

これはもちろん男女別。

 

左の青エリアが男性サウナ、中央で女性と混浴になる

受付けを済ませて浴場へすすむ

サウナや浴槽につかる時間が明記されている

デジタルな入口。こちらは男子

これがすべてのキーになっている。

 

ロッカーにすべての荷物をいれこんだら

スッポンポンでなんとなく風呂のありそうな所へ進んでいく。

数字を追っていけばいいらしい。

もちろんこの時にタオルなどはない!

 

丸出しで堂々とあるくのがドイツ流だ。

 

“ナンバー1”のところに行くと白いポロシャツを着た

スタッフらしきおじさんが話しかけてくる。

ここで「ボクは初めてだからよくわからないんだ」といえば

なんとな~く英語で流れを説明してくれる。

ま、兎に角数字を追いながらそこに書かれている注意事項を守ればいいらしい。

 

ドイツはサウナが盛んだ。

というか、ここの温泉も実はサウナがメインのようだ。

一番あたたかい浴槽の温度は35℃くらいらしい。

 

まあ、進もう。

 

まずは、でかいシャワーで体を洗う。

このお湯を出すレバーの取り扱いが難しい。

 

その後、ベッドシーツのようなものを持たされ

あっついサウナ室へ進んでいく。

注意事項を読むとここで15分間この部屋で汗をかかねばならないようだ。

すでに3人のドイツ人がベッド式サウナでダラ~としている。

その横のベッドにボクもライドオン。

ちらっと見たドイツ人のトマホークは

人によりマグナムであり、人によりフランクフルトであり、人により小指である。

なんだか小さな疑問が解消された気分だ。

 

サウナでゆっくりと時間をかけて体をあたためる

 

その後もいくつかの温度の違うサウナを

決められた時間の中ですませ、

ソープマッサージの部屋にやってきた。

 

トルコで待っていたのはフレディ・マーキュリーだったが

ここドイツはジェロムレバンナのような

ボウズでかなりいかついお兄さんが声をかけてくる。

 

「お前はソフトがいいか、それともきついハードがいいか」

 

しっかり垢を落とさねば・・・

でもジェロムレバンナだし・・・

でも・・・

 

「Very Hard Please」

 

ジェロムレバンナは顎でうなずいた。

始まってみると大後悔。

まるで剣山のようなタワシで体をゴシゴシこすられる。

絶対にミミズバレになってる!

いててててててぇ!

でも、声にだせない!

筋肉でどうにかする方法以外もあるでしょ!

いててててててててててぇ・・・・・

 

思いの他痛かったけれど

体は無事であった。

 

そして再度体を温め館内中央に位置する

念願の こ・ん・よ・く☆タイム である。

 

サウナを指示された時間通りに進んでいれば

お嫁ちゃんとここでおちあえるはずだ。

 

でも、この浴槽にはまだ誰も入ってはいない。

男もいない。

男性でも入浴をためらっている人がいる。

ボクらのように観光客であろうか。

そんな時はボクがすすんで入浴するのである。

すると男性陣が続々と入ってきた。

にしてもこの温泉・・・ひどくぬるい、ぬるすぎる。

日本人にはかなり酷な温度だ。

絶対に『ばぁ~』がでない。

 

すると奥から女性陣も何人かが顔をだしている。

その中に黒髪のお嫁ちゃんの姿も。

みなさんスッポンポンですね。

外国人の中でもアジア人(当日はボクと嫁)は毛の色が黒いから

下の毛がとても目立つ。

外国人は金髪とかなので肌になじんでいる。

逆にボクらが物凄くモジャモジャにみえてしょうがない。

 

サウナを順番通りにすすむと中央で温浴となる

みなさん丸出しです。日本代表も丸出しです

 

そういえば、この温泉、ぬるいを通り越して

つめたい・・・・・・

プールじゃないんだから・・・・・・

長いこと入っていられないよ!

と思ったら

女性陣は足をつけただけで冷たさに耐えきれず

その場を後にしていた。

 

ボクも冷えた体を温めるべく男性陣側のサウナ室に戻り

サウナをいくつか回り風呂をでた。

リラックスルームで30分ほど睡眠をとり

ロビーでお嫁ちゃんと再会し、暗い街中を歩き、宿へもどる。

 

「やっぱり日本の温泉が一番だね」

 

これがふたりの答えとなった。

でもまあ、肌で感じるおもしろさはここにはあったね。

 

いや~、ビールがうまい・・・でも温泉は日本に限る

 

text by kzm

2件の返信

  1. いちじん より:

    混浴体験レポート
    面白かった。
    混浴用プールが超ぬるいのは
    意図的な感じがするね。
    もし、ここが41度Cだったら
    みんな気持ち良くって・・・
    なっちゃうもんな。

    • chiliboy より:

      そうですね~、その可能性大ですね。

      でも、熱いお風呂がないと
      どうも湯船に浸かった気がしなくて・・・

      ぬるいだけに“煮え切らない”温泉体験となりました。

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