ACCURATELY TIME SCHEDULE ?

ACCURATELY TIME SCHEDULE ?

WHAT’S UP?
バーデンバーデン駅 ⇒ バーデンバーデン駅
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[2011.01.19~2011.01.22 ドイツ バーデンバーデン]

 

本日は、夜からフランスはパリへ向かう!

ヨーロッパ最大の豪華絢爛オシャレタウン☆パリである。

と、自分の少ない情報が妄想の世界をつくりあげているのさ。

 

 

街には子犬をつれたスーパーモデルのようなパリジェンヌたちが

つんつんしながら歩いている。

みなさん大きめのサングラスをかけ

素性を隠しながら街を歩く。

高級車が並ぶシャンゼリゼ、

有名フレンチレストランの入口でポーターが客を迎えている。

ネオンのキレイなオペラガルニエ界隈は

攻撃的なドレスを身にまとった女性と

襟にしっかりとノリのついたシャツを着た男性が

カフェの2階で年代物のワインをあけながら

愛を語り肩を寄せ合いパリの夜景に酔いしれている・・・

 

 

なんて世界がパリにはあると思っている。

というかこれがパリなのではないだろうか。

 

パリへ向かう電車は夜。

バーデンバーデンの駅の周りを2時間ほど歩いてみたが

これといって楽しめるものは何もない。

ここは、本当にドイツ人の休養の場なのである。

 

療養にはいい場所なんでしょうね~

一応飲める温泉もでています

ドイツは親子連れマークがお母さんと子供になっている

丸出しで「アイーン」

街はこれといって面白味もなく・・・

ちょっと変態的なピエロ?の像があるくらい

そういえばドイツでこのマークを見つけたのは初めて

 

夜8時。

バーデンバーデンから出発。

相変わらず荷物は重い。

しかし気分は軽い。

なぜなら数時間後には『花の都パリ』に到着するからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

が、事態は一変した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バーデンバーデンから乗り換えを2回しながら

パリに向かうのだが

最初の列車が乗り換え駅に着くのが10分ほど遅れたのだ。

次の列車の時間が2分ほど過ぎている。

「まあ、接続だから待ってるでしょ」

と思ったが、ホームにはすでにその列車の姿はなかった・・・

 

 

「ふざけるんじゃないよ!なんで待ってないんだよ!

接続は全てそっちが用意したタイムテーブルにあわせて行動してるのに!」

 

 

まあ、仕方がない。

受付にいって列車が行ってしまっている話をし

こちらに非がないにことはタイムテーブルを見ると納得してくれ、

次の便でパリに行けるチケットに変更してくれた。

パリに着くのが1時間ほど遅くなってしまう。

パリでお世話になる人に申し訳ない。

初対面で、時間も遅れて、夜分遅くの訪問だ。

とりあえず公衆電話で遅れる旨を伝える。

 

駅のホームでしばし待っていると

電光掲示板に何やら文字が流れている。

列車が遅れているようだ。

 

「また遅れるのか・・・いったい何時に着くんだよ。夜の12時は過ぎるな・・・」

 

ようやく到着した乗り換え列車に乗り込み

1時間後の乗り換えに備えていると

検札が来た。

いつものように切符を見せると

彼は切符を切りながらこう言った・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「キミたちの乗り換える列車は次の乗り換え駅にはもういないよ。

この列車が遅れたから待たずに先に出発したからね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???????

 

 

 

 

 

ふ・ざ・け・る・なぁっぁぁぁぁぁぁ!!!!

 

 

こっちの都合は関係ないってかい。

薄情にもほどがあるってもんだ。

こっちはそっちの都合で2回も同じ目にあってるってことか!

じゃあ、どうすればいいんだよ!

ボクたちはパリに行きたいんだ!

パリに友達が待ってるんだ!

どうやって行けばいいんだよ!

 

 

 

 

「今日は行けないね。そこら返の駅で寝たら?」

 

 

 

 

 

 

 

その答え、ひじょーーーーーーーーにムカつくんですけど!

じゃあ、なんで切符切ってるんだよ!

この切符変更できなくなるじゃねえか!

おい!今夜の宿はどうすりゃいいんだよ!

友達になんて言えばいいんだよ!

ふざけるなよ!!!

 

 

 

お・・・い

 

 

待たしてるのに・・・・・・

 

 

携帯電話とかもないし・・・・

 

 

 

 

兎に角ボクらは次の駅で降ろされた・・・

その駅は

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『バーデンバーデン』。

 

 

戻ってきたのである。

なぜ戻ってくるルートなのかはドイツ政府に聞いてくれ。

ボクらにはもうそれを理解する力は残っていない。

 

「今日はパリには行けない」という事実だけが残された。

それもバーデンバーデンで。

 

駅の職員に事情を何度も何度も説明し

食い下がりに食い下がり

相手が折れるのを待ち

ボクらは今夜の宿と翌日のパリ行きのチケットを無償で手に入れた。

それもヨーロッパに入って最上級の部屋である。

 

この駅員さんに宿をタダでとってもらえたのでした

こんな高級風ルームは初めて

しかもフードサービス付

発券しなおしたチケットの山

 

しかし全然うれしくない。

よりによって今日・・・友達と約束していた今日・・・

他の日なら喜んで昼くらいまで使ってやるのだが

ボクらは5時間後の早朝にパリへ向かうスケジュールをたてた。

 

 

ドイツの列車は時間にとても正確だ。

それは接続列車がいようとも

それが遅れた際は、待たずに発車するからである。

 

text by kzm

2件の返信

  1. いちじん より:

    さすがkzmさん
    宿とチケットをゲットするなんて!

    これでドイツの電車が
    時刻表に正確な理由が分かりました。 

    いつ電車が来るか当てにならない国
    接続電車が遅れようと、時刻通りに発車する国
    接続電車が来るまで待って、発車する国

    いろいろあるもんだなぁ・・・
    世界に出て
    体験してみて
    その多様性を理解することができるんだなぁ。

    • chiliboy より:

      日本の鉄道は、よく頑張っていますよ。

      でもそれ以上に少しの時間も無駄にできない
      日本の社会人はもっとすごい!

      日本の経済はもっと潤っていても
      おかしくないんですけどね~

      なんで日本にお金が落ちないんでしょうね~

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