WHO IS HONEST

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WHAT’S UP?
地元住民マーケット
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[2011.02.22~2011.03.02 ケニア ナイロビ]

 

ナイロビのスラム街の奥の方に地元住民が通うマーケットがある。

なんとかここまで行動範囲を伸ばすことができるようになった。

 

このマーケットには野菜や果物、卵や洋服など

いろんなものが並んでいる。

スーパーマーケットよりも安いといわれている

見たこともない野菜や果物はぜひここで買ってみたい。

屋台も楽しみのひとつだ。

 

なんでも売ってる地元住民でにぎわうマーケット

見たこともないフルーツが売ってたり

安い野菜をもとめて近隣住民が集まる

屋台もいっぱい。とうもろこしはモチモチしていて最高にうまい!

マーケットはスマイルであふれている

申し訳ないが、ウインナーはマズイ

みんなノリがいい!

こっちも元気になるぜぃ

クレイジーな少年たちはどこにでもいるね

 

今回このマーケットにやってきたのは

安いTシャツを購入すること。

アフリカは暑い!毎日汗だくなもんだから

いつも以上に着替えが必要になる。

そして、この暑さでいらなくなったものがある。

それはネパールで買った偽物ノースフェイスのフリースである。

 

実によく活躍してくれたもんだから

お別れは、ちょっぴりさびしいのだが

荷物は減らしていきたい!

そもそもこのマーケットで『売る』という行為自体おかしいので

あまり期待はしていないが、

捨てるよりはまず『売ってみる』のである。

 

ボク「おばちゃん!このフリース買わない?」

店員「え?私が買うの?ここは洋服を売っているお店よ、わかってる?」

 

当たり前の反応だが、嫌そうじゃない。

 

ボク「1着500シリング(500円)でどうかな?」

店員「何言ってるの?ここは暑いのよ。こんな価格でこんなものが売れるわけないでしょ?」

ボク「じゃあ、2着で300シリングならどうよ」

店員「・・・買うわ」

 

元値は1着600円。

極寒地をくぐり抜け、過酷な旅を共にしたのだ。

すでに元はとったも同然だ。

売れた300シリング(300円)でTシャツが買えれば

言うことなしじゃないか!

 

右のおばちゃんがボクのフリースを、左のお姉ちゃんがヨメのフリースを購入

 

このマーケットで売られている洋服のほとんどが

実は各国からの救援物資の横流し品といわれている。

貧しい子供たちの手元にすでに届き、あふれたものを売っているのか

強奪して店頭に並べているのか定かではないが、

救援物資を送った人たちの気持ちが

彼らの商売道具になっているのは間違いないだろう。

 

救援物資の横流し品といわれているものが多々売られている

 

世界はそれほどクリーンにはできていない。

でもまあ、クリーンじゃないから流通が生まれて

国も民も発展するということもある。

その『舵(かじ)』を取る人間こそクリーンであってほしいけどね。

 

text by kzm

2件の返信

  1. いちじん より:

    ケニアの2月は暑かったようですね。
    南半球だから?

    わたし達が行ったのは
    2009年6月、
    爽やかという印象が
    記憶に残っています。

    町の奥まったマーケットまで
    行って商売までしたお二人には
    感心しました。

    ケニアでは
    英語がよく通じるから
    できたのだろうなぁ・・・
    羨ましい。

    • chiliboy より:

      いろんな世界があるんですよね。
      彼らの生活は奥まったところにあるもんです。
      そこをのぞけたのはうれしかったですね。

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