LOOKING FOR FUN AT THIS NEIGHBORHOOD

WHAT’S UP?
街探索　⇒　バナナウイスキー
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[2011.03.02~2011.03.10　タンザニア　モシ]

　

　

タンザニア人とケニア人の違いはわからない。

本人たちには、わかるのだろうか。

言葉もスワヒリ語（ジャンボ～♪）と英語だし、

食べ物も飲み物も一緒だし

もちろん顔つきだって肌の色だって同じなんじゃないかな～。

同族かわからないけどマサイ族だっているし・・・

わかってないと思うんだけどな～。。。

　

アフリカに入ってボクのモヒカンヘアーはがぜん好調で

ケニア人もタンザニア人も笑いながら食いついてくる。

『ナイス！お前の髪型好きだぜ～』

と声をかけてくれる。

コミュニケーションツールとして抜群の効果である。

やって良かった、バリカン（スペインで）買って良かった。

　

さて、ケニア・ナイロビにはなく、タンザニア・モシにあるもの、

そんなものないかな？？？　

　

それが、あったんだね、見つけたんだね。　

それは・・・・・・

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

『バナナウイスキー！』なる地酒☆

　

　

　

街を歩いているといろんなやつらに声をかけられる。

「金をくれ！」

「キリマンジャロガイドは任せろ！」

「お土産をつくっている工場を見にいこう！」などなど

大概が、ついていっては面倒なやつらだが

ごく稀に気を許していいかな？と思えるタイプに出会える。

まあ、最終的に「何かくれ～」「金をくれ～」とたかってくるので

その前に離れるのがベスト。

もちろん少しはお返しをする。

ボクらはお金ではなく、食べ物とかにしている。

もちろんあまり喜ばれないけど。

　

地元のおもしろいところはやはり地元民しかわからない。

だから緊張しながらもあえて道をつくる。

今回の『バナナウイスキー』もそうだ。

声をかけてきた青年に何か地元ネタはないの？と聞いたところ

「じゃあ、案内してあげるよ」

となったのだ。

　

この街の外れにも地元民が集まる決してキレイではないマーケットがある。

そこには形は悪いが値段は安い食材が並ぶ。

観光客が向かうのはもっとキレイなマーケット。

このキタナイマーケットには地元民しか来ないそうだ。

それは逆に“危ない”ということでもあると自覚する。。。

その一角の人々がたむろし

とてもにぎやかな場所にボクらは案内された。

『バナナウイスキー』を呑める居酒屋？だ。　

　

老若男女、部族の方々もみんなで一緒に酔っ払っている。

席に座り談笑しながらバケツのような植木鉢のような

大きく汚いプラスチックのコップに口をよせ

一滴もこぼさないように大事そうにゴクゴクやっている。

ひとつのコップを数人でまわし呑む。

そしてみな陽気に笑う。

　

ボクらは少し小さいサイズを頼んだが

それでも『バナナウイスキー』が800mlは入っていそうだ。

　

色は茶色、穀物のカスみたいなものも浮いている・・・

強い臭いはない・・・

酸味のある味わい・・・

原材料はバナナなんだが、バナナの味は全く感じることはない・・・

アルコールもあまり強くない・・・

つまり、美味いものではない・・・

だが、地元民はこれでハッピーになっている。

　

せっかくだから、地元民と一緒にボクらのコップもまわしあって

にぎやかなタンザニアの居酒屋ってやつを味わってみようじゃないの。

　

　

味がすべてじゃないんだよ。

ハッピーならそれでいいんだよ。

　

text by kzm