VISA RUN 1
WHAT’S UP?
朝6時バス乗車 ⇒ 温泉足湯 ⇒ ホワイトテンプル ⇒ ゴールデントライアングル
⇒ ビュッフェランチ ⇒ メーソン国境 ⇒ ミャンマー滞在 [10分]
⇒ タイ再入国 ⇒ 村見学 ⇒ おつかれさまでした
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早朝6時・・・迎えのバスがやってきた。
はぁ~眠い。
着座とともに熟睡。
1時間半が経過したあたりで、トイレ休憩。
タイでも珍しい温泉がわきでる場所だ。
日本と同じように温玉をつくっている。
温玉うずらもここらでは当たり前のようだ。
垢だらけの足湯で体を温め、再度熟睡。
次のポイントはホワイトテンプルと言われている、真っ白な寺院だ。
実際、このツアーはあまり期待していなかった。
ツアーなしで国境越えをしても値段的に大差なかったため、これに決めた。
だが、この寺院が凄い!
若手のアーティストが成功をおさめ、その資金でこの寺院を建て始めた。
もう10年は経っているが、未だ完成はしていない。
これは圧倒させられる。真っ白なフォルムもかなりカッコイイ。
そして内部・・・残念ながら撮影禁止だが、すごい世界観が描かれていた。
スターウォーズやスーパーマン、核ミサイルや未来都市・・・と言った現代文化も描かれている。
なるほど~
ボクは思った。
『これらの絵画やzは100年後には歴史になっているのか・・・』と。
この建築は今後も気になる一つとなりそうだ。
さらに2時間クルマは走り、辿り着いたゴールデントライアングル地帯。
ラオス、タイ、ミャンマーの三ヶ国が隣接しているところ。
そしてラオスのすぐ奥には中国も見える。
かつてこの辺りでは上質の大麻が育ったそうで、
利権争いが奮発する極めて危険な場所だったそうだ。
バスのクルーは、ボートに乗りラオスへクルージング。
ケチなボクらはその場に残り、4ヶ国が見える丘に登った。
この選択が大正解!
晴天に恵まれ、ゴールデントライアングル地帯をはっきりと眼下にとらえることができた。
ボートクルーズの感想は聞かないでほしいとのこと。
バスは再び走り出す。
ここからは悪路が続き一時間後にメーソン近くのレストランに到着。
すでに3時をまわっていた。
さあ、まちに待ったランチタイムだ。
それもブュッフェ!最近、食していない生野菜をガツガツ盛り込む。
周りのクルーはボクらの皿を見るや笑いだす。それほど生野菜に飢えていた。
時計を見ると4時!
メーソン国境が閉まるのは4時半!
ここで通過できなきゃ意味がない!
ツアーコンダクターに急いで移動を指示。
10分後、国境に立った。
国境越えはボクら2人のみ。
他のクルーは周りの土産物屋さんでショッピング。
ついにキター!
待ちに待ったミャンマー国境!
一度は裏切られたミャンマー!
再度やってきたぜー!
ミャンマーはビザが無い限り長期の滞在はできない。
今回は国境のイミグレーションで10ドルを支払い、パスポートを預けなければ街に出ることはできない。
帰りにパスポートをもらってタイに再入国する。国境が続き閉まるのもあと10分。
急いでミャンマーの街に出た!
なんだろう。
あまりタイと変わらない?
国境はそんなものか。
顔は少々違うようだが・・・
さっそく物売りとたかりが集まってくる。
せっかくだからと、お嫁さまがタバコ購入で交渉。
売り子「タバコ買ってよ、安いよ」
嫁「いくら?」
売「ワンカートン400B(1200円)」
嫁「高いな~、200Bだね」
売「え~、頼むよ~…じゃあ、350B!」
嫁「NO」
売「え~…300!」
嫁「NO」
売「えっ?まだだめ?…290」
嫁「NO」
売「なんだよ~、頼むよ~」
嫁「250Bなら考えるよ」
売「まぢまでー、そんなに安く!…じゃあ、280!」
嫁「じゃあ、オマケつけて」
こんなやりとりでマルボロメンソール1カートンとミャンマーのタバコを数箱ゲットし、
国境閉鎖の時間をむかえた。
この後、頼むからタバコ買ってよお願いだよ、100Bでもいいよ、ダメなら70Bでもいいよ!
と破格で売り込んでくるやからもいた・・・お嫁さまが買ったのは280B。
それが70B?いったいいくらが相場なんだ?!
ミャンマーでは、是非破格でタバコを買っていただきたい。
パスポートも無事にタイへ再入国!
滞在は・・・15日間。
ここ数年で滞在期間が縮小されたと聞いた。非常に残念・・・まあ、また考えればいいってもんだ。
バスはクルーを乗せ、最後のツアーにでた。この近くに住む原住民の村を尋ねる。
なんて満腹なツアーなんだか。
ビザ更新にすごいオマケがついてきた。
村人は特に変わった生活をしているわけではなく、
昔からある文化や伝統を残しながら、現代人として生きている。
日も落ち、バスの車内からはイビキも聞こえる。
長い一日が終わった。
明日からタイ再満喫の時間がやってくる!
text by kzm