CREAMY BANANA

CREAMY BANANA

WHAT’S UP?
島探検 ⇒ 椰宮然(ヤクゼン) ⇒ クリーミーバナナ ⇒ ワクワクが伝染
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午前中は2人で島のメイン通りを流し雰囲気をつかむ。

島の北部までドライブ

道は作られたものではなく、

各々が勝手に作ったものらしく流石に整備が行き届いてはいない。

TAKASHIくん曰くここ数年で道は見違えるように良くなったそうだが・・・

ボクらにはなかなか手ごわい道が多い。

 

この日は昼からTAKASHIくんのお店『椰宮然(ヤクゼン)』におじゃました。

TAKASHIくんのお店

ハンモックカフェ

昼間はハンモックでのんびりお茶を楽しむカフェを営み、

なんと夜は

 

 

『野天風呂』になっちゃう!

 

ここが夜に野天風呂に変身!

 

タイで・・・いや、タオ島で風呂?それも野天?

マヂデスカ!

これは是非ともお世話になりたい!

 

と申しでると、

最近は島の水問題でなかなか毎日はお湯をはれないんだとか。

それでもTAKASHIくんは島にいる間に、

機会を設けてくれるという。

 

出会いって最高じゃないか!

ありがとう。

ありがとうTAKASHIくん、お嫁ちゃんの友達(祥子ちゃん)!

 

 

感動は続く。

それはバナナシェイクだ。

ボクは今この旅で最高に美味いシェイクを探している。

今回・・・出会ってしまった。

 

その名も『クリーミーバナナ』

 

TAKASHIくんオリジナルのスペシャルシェイク。

至高のシェイクと言わずして何と言おう。

もおそこら辺のバナナシェイク・・・いやフルーツシェイク全般が飲めなくなる。

 

秘密のレシピをこっそり教えてくれた。

バナナは島もので、角がたっている種類(名前は秘密)のものを使う。

島バナナ

熟れる前がベスト。

それを細切れにしてミキサーに入れ、氷を加える。

そこに一番大事なタイではメジャーなこれを搾りいれる。

これが一番大事

そしてミキサー オン!

ある程度氷が砕けたら秘密の蜜を入れさらにミキサーする。

すると~モッタ~リ&トロッと感がミキサーの中に現れてきて、

もおヨダレもあふれてくるってもんだ。

このトロッと感わかるかな~

これをグラスに入れてできあがり。

 

細かく砕いた氷の冷たさと

クリーミーなバナナのモッタ~リ&トロッと感がストローからウェルカム!

軽い甘さがのどを通り、

青リンゴのような爽やかさが口いっぱいに広がる。

至高のクリーミーバナナ!

 

これがバナナシェイク?

はぁ~、美味い。

 

またまた初体験。

こんなモッタリ&爽やかなのは初めて!

あ~、おかわりしたい!

行儀悪くたっていい。

おかわりしたい!

おかわりしたーい!

 

隣りを見ると嫁の瞳孔もバッチリ開いている。

美味しさでも人間はアドレナリンがあふれるようで

ボクらは大興奮していた。

 

 

7年前、TAKASHIくんは大きな決断をした。

それまでは島でダイビングのインストラクターとして働いていたが、

野望は大きくなり、この島で何かを始めたいと盛り上がり、

土地を借り、草を刈り、地を慣らし、家を建て、現地人を雇い、

日本の親友を呼び寄せ、力を合わせ、

知恵をふりしぼり、店を作った。

風呂を建築中

考え抜かれた図面の一部

 

当時の図面も見せてもらった。

本人曰く、図面と呼べる代物じゃないと言うが、

そこには一直線の蒸し暑い思いがたっぷり記されている。

風呂釜のシステムもそうだ。

もともと風呂屋の知識があるわけもなく、素人からの出発。

勢い大先行のこの事業。

周囲から色んなアドバイスをもらい、試行錯誤の末、

変則パイプを熱することを思いついたとか。

これが風呂釜??ひらめきって大切だ

 

確かに若さと勢いにあふれている作品だ!

これでお湯が沸くのか?とさえ思ってしまう。

それくらいの発想が大事なんだ。

 

これを25歳で・・・

バカは、すごい。凄すぎる。

この人・・・バカ面白すぎる。

 

さらに今は島の紹介をしているフリーペーパー『SABAI JAI』の編集長も勤めている。

果てしない・・・。

 

興奮は伝染する。

この物語はリアルだ。

夢にむかっている日本人は誇らしい!

 

ボクらは日が暮れるまで話続けた。

 

text by kzm