BURJ KHALIFA 828m

BURJ KHALIFA 828m

WHAT’S UP?
徒歩観光 ⇒ バス観光 ⇒ ブルジュ・ハリファ ⇒ 電車観光 ⇒ ハイパーマート
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ドバイという国をボクはどのように想像していたのか。 

  

東京スカイツリーのような超高層建築が剣山のように生え、 

白い衣装の大金持ちがサングラスをかけ、 

マセラッティーのようなお目にかかることもないクルマを乗り回し、 

燃費が悪かろうがガソリンはタダでいれ放題。 

特に働くでもなく、同じ衣装のサングラスが時間になればお祈りに集まり、 

毎晩お抱えコックが準備した銀色の丸いフタをカパっと開けると 

脂肪分100%の至高の食事・・・・・・ 

  

  

  

ユースホステルドバイでの目覚め。 

ボクらが宿を構えた場所は近代空港の側で、特にビル群は見当たらない。 

外はとにかく暑い。 

大理石?な別館で朝食

朝食をすませ、便意にしっかり応える。 

さすが石油王国!トイレットペーパーが無料でセッティングされている。 

ドバイには世界一高いビル『ブルジュ・ハリファ』がある。 

まずは世界一の剣山を見てみよう。 

  

ドバイでの移動は、バス、タクシー、電車が基本。 

タクシーに何度も乗れるほど金はない。 

まずは徒歩から。 

  

道はキレイで広く、クルマだらけ。 

クルマはフルスモークで雨除けはない。 

日差しは強く、雨がほとんどないのだろう。 

日本車も多く乗られている。 

キズは少ない。 

バイクもたまに通るが少ない。 

何もない人工都市

砂漠に花を、常に水を

歩行者用信号ピクトグラム

ガソリンスタンド・・・いくらなのかな?

  

大通りにはカルフールなどの巨大スーパーがあり、 

必ずマクドナルドといった外食チェーンが入っている。 

ボクらのお気に入りは、地元チェーン?ルルハイパーマートだ。 

スーパーを超えたハイパーマートはカルフールよりも見栄えは劣るが価格が優しい。 

  

無機質の民家は必ず屋根にパラボラアンテナを完備し、 

富の分だけ敷地に緑を生やす。 

クルマは2台以上が当たり前。 

駐車場に入り切らないクルマは路上・・・というか自分の外の土地に駐車している。 

お金のありそうな家

敷地内に緑を生やす家も

  

男は白い衣装をまとい頭に赤いチェックのテーブルクロスみたいな布をかけ、 

女は黒い衣装で目元以外をすっぽりと覆う。 

子供はたいてい太っている。 

頭をおおうと日差しをさける効果もある

この辺りは空港近くなので地価はどうなんだろうか。 

これでも安い方なんじゃないだろうか。 

なんといっても緑が少ない、少なすぎる。 

  

昼近くになると細く高い塔の上に取り付けられたスピーカーから 

お経のような歌のようなアラビックなサウンドが大音量で流され、 

夏休みのラジオ体操の時のように 

どこからともなく人々が塔を目指してやってくる。 

右手にゴザのような物を持つものも。 

ドバイでいう“普通”がこのあたりなのだろうか。 

myゴザをもって礼拝へ

みなさんモスクにむかってます

この時間に集合なのかな?

モスクの先っちょには必ず月がある

砂漠の住民も花は好きなのでしょう

  

街を走るバスはデジタル表示で行き先を示し、 

バス停にはクーラーを完備。 

バスに乗り込むにも『パスモ』のような電子カードが必要で 

これにお金を貯めておかなくては乗ることができない。 

不正を防止するため抜き打ちの検察も行われる。 

車内はイスラム教らしく、女性と男性を分ける暗黙のルールもある。 

男性エリア的な場所にカップルや夫婦で乗ることに問題はないようだ。 

言葉もルールもわかりづらい。 

バスもメトロもこれ一枚で乗れるSUICAみたいなカード。逆にこれがないと乗れないことも。

バス停はクーラー完備

これにカードをあてて乗車

バス車内・・・みなさん目つき悪い

  

1時間ほど歩きバスに乗り『ゴールドスーク』へ。 

ここはバスの乗り換えが盛んで、各方面に出発するバスが並ぶ。 

安宿街はこの近辺と聞いている。 

が、特に面白さは感じられない。 

バスを乗り換え世界一高いビル『ブルジュ・ハリファ』へ。 

  

途中、急激に栄え始める。 

なんといってもバスの移動は楽しい。 

タクシーと違い目的地まで時間はかかるが、 

街のいたるところをゆっくり走り、 

街の人間が乗り込んでは降りて行く様を眺めたりといった 

簡単な異文化観光ができる。 

それも最安値でね。 

  

巨大な日本橋のような老舗ビル地帯を抜け、 

巨大な横浜桜木町的エリアを越えると『ドバイモール』に到着する。 

緑が生えないこの国でヤシが規則正しくならんでいる。 

観光バスやタクシー、高級車がこのモールにあつまってくる。 

  

  

と・・・・ 

  

  

  

どーーーーーーーん!ですよ。 

どどどーーーーーーーーーん!ですよ。 

  

  

  

これがビル?高層で仕事をする人の気がしれない

これが・・・世界一・・・  

まあデカイ・・・ひたすらに・・・ 

でも、実際の高さは下からは感じることはできないんだろうなぁ。 

写真に入りきらない高さであることは間違いない。 

直線的ではない建築が未来を思わせる。 

無駄なアミューズメントも充実

世界一の高さは・・・とにかくデカイね

世界一のビルに上ろうと意気込んだが・・・・・・ 

観光用エレベーターは予約でいっぱいだとか。 

翌日も同様に。 

がしかし、828mから下界はよく見えないらしく、双眼鏡でのぞくんそうだ。 

それでは面白くないじゃないか!!! 

上るなら高さを感じる東京タワーくらいが丁度良いとボクは思う。 

遊びに来たアラブ人?女性は前が見えるんだろうか。ちなみに女性の鞄はシャネルだった。おしゃれ?ブランド?は好きらしい。

この女性の鞄はヴィトン。黒い衣装の下にはいったいどんなブランドが隠されているんだ?

  

モールの中には世界各国の一流ブランドが店を構える。 

最高峰のショッピングモールなのだろう。 

ボクらは久々の先進国の不自由のない時間に圧倒され、 

とにかくモールは“ウィンドウ冷やかしショッピング”で楽しんだ。 

世界一?モールだ!

アジアからこんな場所に来ると、なんだか落ち着かない

モールの食堂は海外のファーストフードばかり

VERTUの携帯電話もご覧の価格で

  

外に出ると薄暗い。 

だが、タワー前のプール周辺が人で埋め尽くされている。 

わからぬまま群衆の雰囲気に流されてみる。 

と、突然大音量の音楽とともに大噴水が舞う。 

  

うわ~(チープな表現で申し訳ない) 

  

これ程までの噴水ショーは見たことがない。 

これも『ザ・ドバイ』に入るに違いない! 

これを喜ばない女性はいない。 

なんだ?なんだ?この人だかり

これまた圧巻!噴水ショー

周囲のビルのライティングも素敵

こんな高級車が路駐ですよ

  

昼飯をファーストフードで済ませたので、 

晩御飯くらいはドバイフードをと探したが・・・特に見当たらない。 

高級イタリアだかフレンチだかはあるのだが。。。 

おかげさまで金はかからない。(とてもナイスな言い訳じゃなか!) 

  

滞在時間も少ないので 

このままドバイメトロに乗り、端っこの駅まで行ってみる。 

この乗り物には少し期待していたんだが 

まあ、ありきたりな電車である。 

もっと未来テクノロジー満載な乗り物を期待していただけに残念。 

メトロにも乗っちゃいましょう

全くもって普通の電車・・・

しいて言うならこの三又の手すりぐらいかな

 が、バス同様に景色や街並みを眺められる。 

ドバイモールから西の端まではショッピングモールやビジネスタワーが乱立し、 

広い幹線道路に高級車が走る。 

・・・マップに記載されている駅よりも早く終点になってしまった。 

これはドバイショックの影響か?いやいやまだまだ伸ばすだけのことだろう。 

  

終点?でそのまま折り返し逆方向へまっしぐら。 

今度は反対側の窓から街を見る。 

一回で二度美味しいチープな観光である。 

  

晩御飯は今夜もルルハイパーマートのお惣菜コーナーだ。 

ここは唯一ドバイピープルの生活感を共感できる場所だと思っている。 

人々が気を抜くそんな場所がボクらは好きだ。 

  

text by kzm

2件の返信

  1. いちじん より:

    カトマンズから突如ドバイへ
    そのギャップの大きさは
    例えようが無いでしょう。

    去年、ケニアに行った時
    カタール空港で乗り換えた時
    一瞬、砂漠の中の人口都市を味わいました。

    ドバイはもっと過激のようですね。
    石油文化が栄える今だからでしょう。
    奢れるものも久しからず・・・
    これ、犬の遠吠えかな。

    • chiliboy より:

      移動のたびに文化や言葉がこんなにも違うのか!と
      毎回驚いています。

      ポカラからカトマンズでも初めは驚きましたしね。

      ドバイは本当にすごかったです!
      トレッキングの国、ネパールからの移動だったので、
      ドバイの街での私たちの恰好は
      浮きまくってましたね・・・

      恐れ多くて入ることもできない高級店が
      いっぱい並んでいました。

      いつか石油文化でなくなる日を
      この地球もむかえることができるのでしょうかね

      ネパールの山の太陽光発電シャワー+電気が懐かしく思えるドバイでした  KANA

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