DOUBLE FACE OF NEW MONEY

DOUBLE FACE OF NEW MONEY

WHAT’S UP?
バス観光 ⇒ 労働者発見 ⇒ 想像
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結局ホテルのプールには入らなかったなぁ

 

本日も晴天なり。

今夜・・・いや夜中にドバイを発つ。

成金王国最終日である。

 

ドバイの印象は半分は思い描いた通りだったのではなかろうか。

だが、まだ薄っぺらいものしか見ていない。

 

ドバイの国民が全員大金持ちだとしたら、

国の物価はおかしくならないか?

インフラになったりしないのか?

建築物はまだまだ乱立する。

一体誰が働いているんだ?

このシステマナイズされた交通事情の良さはなんだ?

この街はいつできあがったんだ?

古い街並みはいったいどこにあるんだ?

街が丸ごと空から降って来たように感じるこの場所での疑問は

増えるばかりだ。

 

だからこそ来てよかった。

 

 

今日もまたバスに乗る。

昨日はとは反対方向の、地図で見る限り寂しそうな場所へ。

運転手のセキュリティーもばっちりなバス

 

バスが進むと緑が一段と少なくなってきた。

建物は相変わらず無機質で色もなく寂しい。

集合住宅であろうか、同じ建物が続く。

バスはだんだん寂しい郊外へ

緑も色も少ない集合住宅地

無機質なアパート

さらに南下すると壁の汚れた、さびれた地域を通る。

そこに見慣れた人種を発見。

 

・・・・・・ザ・インド人だ。

 

彼らはドバイに出稼ぎにきている。

なるほど、働いているのはインド人か。

さびれた地域に到着

とてもほこりっぽい

彼らは、郷に従う生活をしているのだろうか。

ヒンドゥー教は牛を食べないが、豚は食べる。

イスラム教は豚を食べないが、牛は食べる・・・・・・などなど。

まあこの辺りはドバイに珍しくゴミが多い。

習慣は変わらないのだろう。

スーパーで豚は売ってないけどチキンがある。

この辺りは労働者が住んでいる場所のようだ。

さすがにヒンドゥー教のお寺は見当たらない。

それにしても寂しい・・・

ここはドバイの日陰だ。

ドバイの日陰・・・か

 

 

 

世界が滅び、全てが砂漠になってしまった後、

ドバイのような街が世界各国に出来上がる気がする。

そう、ここは未来の世界に一番近いのかもしれない。

クルマが浮き、砂漠の都会をすっ飛ばす。

水と緑は富を示し、各宗教は巨大な寺院を建て、人々は神を崇める。

色のない無機質な建物に住み、資源を求め土地を掘る。

そしてそこに日陰もまた存在する。。。

 

ボクは今のドバイがあまり楽しいものには思えない。

成金リゾートに深みをまったく感じない。

だが、ここには金を使わなくちゃできないものが沢山ある。

金で造った少し先の未来がある。

ドバイショックになろうと、これから先も惑星ドバイは最先端になるだろう。

だからこそまた訪れたい。

20年後にでも。

 

text by kzm

2件の返信

  1. いちじん より:

    さすが、お二人
    ドバイの裏町歩き。
    インド人だけでなく、
    ネパール人もいなかったですか?

    次回のワールドカップが
    カタールに決まりました。
    しばらく砂漠の中の人工都市が
    話題になることでしょう。
    その、記念すべき第1報ですね。

    • chiliboy より:

      ネパール人。。。

      話してはいませんが
      彼らの文化からして“出稼ぎ”の場として
      ドバイは最適でしょうね。

      人工都市がこれからの主流です。
      せっかくなるならものすごくカッコイイ世界に、
      昔夢見た世界になると
      あたらしい希望も夢もふくらむんでしょうね~。

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