COME TO LIFE AGAIN

COME TO LIFE AGAIN

WHAT’S UP?
バス30分 ⇒ キルティプル ⇒ ロイヤル華ガーデン ⇒ 日本談議
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A.B.C.のランドラックで出会った吉井さん夫婦には  

北海道産甘納豆という強い味方をいただいた他に  

カトマンドゥ情報もいくつか教えてもらっていた。  

   

その一つに、ネワール建築が残る『キルティプル』という場所の情報がある。  

ネパールにもとより住んでいるネワール人が大変大切にしていてる場所の一つだ。  

   

ダルバール広場近辺からバスで30分程度だろうか、  

カトマンドゥから少し離れただけでずいぶんと田舎に感じる。  

広場の近くのバスパークから乗車

 

30分ほどでキルティプルに到着

 

   

バスを降りて、近くを歩く地元少年にストゥーパと寺院の場所を訪ね  

辺りをゆっくり見渡しながら歩く。  

この辺りは古い様式ではないようだ

 

なんかタバコみたいに、これを吸ってる人がいるんだが・・・

 

周りの住民に聞きながら、なんとなく歩く

 

日常的な風景

 

おっ、建築が変わりだした

 

間口が小さい!

 

カードでギャンプルです。しっかり賭けてます。

 

今日も観光日和

 

アヒルも放し飼い

 

   

ストゥーパは古くからあるもののようで、  

ネワール住民の生活に溶け込んでいる。  

子供はここで追いかけっこをし、青年はカードでギャンブルをしている。  

ここのストゥーパは古風で印象深い

 

これもネワールのものだろうか

 

   

少し離れた寺院は今も現役で生贄が捧げられている場所。  

早朝にデカイ鉈で山羊の首をちょんぎる。  

建築にも目を奪われる。  

またこの寺の横には祈りを捧げる際に演奏する小屋があり、  

演奏前に人々は大麻を吸い神聖な気分で音を奏でるんだとか。  

古くても丈夫なネワール建築

 

これを見に来たのですよ!

 

刀がぶらさがっている

 

生贄をささげる場所

 

腕が3Dなんですね~

 

ここには、安産&子宝の神様も祀られている

 

丘の上にも古い寺院がある

 

性描写も彫られている

 

豊作の神の前で酒の原料となる麦を干す

 

キルティプルのダルバール広場

 

   

その後もキルティプルをじっくりと見て周り、  

帰りのバスに乗った。  

   

   

タメルに戻ったのは夕方。  

街はティハール一色である。  

ティハールの催しのひとつ

 

街中が賑やかなティハール

 

女兄弟からのペイントのプレゼント

 

  

少し冷えた体を温めるべく、吉井さん情報第二弾!!  

露天風呂『ロイヤル華ガーデン』に足を向けた。  

ちょこっとライトがさびしい入口

 

   

ここは日本食と露天風呂をウリにした日本人経営の店だ。  

今回は風呂だけおじゃますることに。  

脱衣所で裸になり寂しいシャワー室で体を洗った後 

露天風呂に向かう。  

男性は2階が更衣室

 

入浴の心得

 

   

青竹の間を貸付のパンツで前を隠し進むと露天の湯船が2つ。  

本日は1つにしか湯がはられていない。  

女性も体を隠す布があるので混浴が可能だ。  

というかレストランのテラスから丸見えなのでプールかジャグジーな気分だろうか。  

シャワーを浴びたらこれに着替えて露天風呂へ

 

青竹の間を抜け

 

露天風呂どーーーん

 

   

湯質は・・・・・・ぬるめ。雰囲気も寂しい。  

なんせボクらはタオ島の『椰宮然(やくぜん)』を知っているから、  

比べてしまうのは仕方がない。  

   

『はぁ~、もう一度タイのタオ島で風呂に入りたいなぁ~。  

で、風呂上がりにクリーミーバナナのみたいな~』  

   

とぽつりぽつり言っていたところへ、白髪の店主戸張さんが現れた。  

   

「湯加減どうですか?温めますか?」  

   

嬉しい声かけをいただいた。  

少しすると湯がちょうどよい温度に。  

ここからが『ロイヤル華ガーデン』・・・いや店主戸張さんに潜る興味がわきだした。  

   

ボクらは湯につかりながら、  

戸張さんは湯船わきのシートに腰をおろし『日本』を語り出す。  

   

~戸張さん談~  

「今の日本は、まるでダメなんですよ。特に今の若いのがダメだ。  

壊しちゃえばいいんですよ、こんな社会。  

また一からやり直すんですよ。  

落ちてるものを拾って食うことから始めるんですよ・・・・・・」  

   

宮沢賢治と梅原猛と司馬遼太郎らに深く感銘しているようで、 

彼らの言葉も教えてくれた。  

そしてボクら日本人はゼロから始める凄さを持っている人種なんだと、  

強い日本はどこへいったんだと・・・  

   

~戸張さん談~   

「日本は最強国だった。でも、アメリカにしてやられた。  

今の日本人はみなアメリカ人ですよ。  

ろくな政治もできない、強い文系の生まれない  

アメリカに作られた国民になっちゃったんですよ」・・・・・・と。  

   

戸張さん70歳。  

外から見た日本はどうですか、ダメですか、特にボクらがダメですか。  

でもね戸張さん、ボクらはまだ諦めてないですよ。  

日本人は凄いってことを見せつけますよ。  

だからね戸張さん、まだまだ現役で店主を続けてくださいよ。  

また寂しい露天風呂につかりに来ますから。。。ね。  

戸張さんと・・・ボクはゆでだこ

 

   

text by kzm

2件の返信

  1. いちじん より:

    キルティプル報告を読み、
    思い出しています。
    あの静かな佇まいは
    カトマンズでは味わえないものでした。
    町のおばさんたちが運営している
    食堂で昔と同じ食事をしてきました。
    豆がいろいろ出てきましたが
    顎力が必要でした。

    華へ行きましたね。
    山の好きな人が使っているようでした。
    15年であの店を自力で
    あそこまでにしたことは大きな自信なようです。
    わたしも戸張さんの自説を伺ってきました。
    (食事に2回、でも風呂は未体験)

    梅原猛については
    若い頃、彼の講演を聴いて
    意見具申したことをお話しました。

    戸張さんは華を切り上げて
    今後は15年計画で
    農業を目指すと言って
    いましたね。
    そのエネルギーと
    計画性には脱帽です。

    情報をいろいろなところから得て
    選択し、(時には棒を倒して)
    二人だから、今できる
    オンリー世界の旅を
    続けて下さい。

    続報を楽しみにしています。

    • chiliboy より:

      キルティプルは、“今”に浸食されないように
      ネワール民族がきれいに残している
      大切な場所だと思います。

      本当にネパールは、旅人に感動をあたえてくれる
      素晴らしい国だとボクも思います。

      戸張さんには必ずもう一度お会いしたいですね。
      会いに行きますよ。

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